動機
電通大の1年生の授業で「コンピュータリテラシー」という授業がある。この授業で扱うテキストエディタはEmacsなのだが、Emacsのキーバインド程度しか授業では扱わず、設定の変更方法などには一切触れないスタンスだ(教授によっては多少話しているのかもしれない)。
授業で扱う範囲としてはこれが限界だということは理解できるのだが、それではもったいない。
加えて自分は、何も設定を変更していないデフォルトの状態のEmacsを使いやすいと思っていない。これでは初めてEmacsに触れた人たちが、Emacsを毛嫌いしてもおかしくはない。
そこで、Emacsにプラグインをなにもいれないで、ソースコードをコピペするだけでちょっといい感じになる設定ファイルを書いてみた。
どんな設定をしているかは、以下の設定ファイルのコメントに書いてあるのでそれを見て欲しい。
使い方
設定を適応させるには、以下のコマンドをHOMEディレクトリで叩くだけ。
> mkdir ~/.emacs.d > cd .emacs.d > wget https://gist.githubusercontent.com/benevolent0505/f54e0f56b0a6b1cb2412/raw/a8b2f18e1d4ddb9ec20271cd6907af47da91cac6/init.el
init.el
gistで公開しているので、おかしなところがあったり追加したいことがあれば気軽にpull requestを送ってほしい。
ちなみに気に入っている設定は、一番最後のバックアップとオートセーブファイルを~/.emacs.d/backups/へ集める設定。これ地味に便利なのでこれだけでもいいから導入してほしい。
参考にしたもの
Emacs実践入門 ?思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)
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余談
元々は3月中に書いて公開する予定だったが、いろいろあって2ヶ月も遅れてしまった。 このタイミングで公開するのもどうかと思うが、ちょうど1年生がEmacsについてやり終わったあたりらしいので良しとしようと思う。
この記事を見た人のEmacs環境が少しでも良くなることを願っています。