Emacs実践入門 出版記念イベントに参加してきた

Emacs実践入門 出版記念イベント に参加してきた.

5年前に出たEmacs実践入門の改訂版が出たことによる出版記念イベントで, 内容としては著者の 大竹智也 さんの基調講演や, 自分のエディタさばきを披露する『エディタの鉄人』, 様々な発表者の方の発表などがあった. 暗黒美無王でおなじみの@ShougoMatsuさんの実況・解説があって, ときどき「Vimだとこうですね」と間にはさんでいて面白かった.

盛り上がったのが『エディタの鉄人』で, https://www.gnu.org/software/emacs/history.html のページからEmacsのリリースリストをコピペしてきて, これに対して

  1. - を タブに変換する
  2. <li></li> で各行を囲む
  3. Markdownのテーブルにする

という操作を前で披露してもらうというもの.

操作一つをとっても一人一人でやり方が違っていて, - を複数選択してマルチカーソルでタブにする人や, replace-regex で置換する人, <li> は矩形選択して </li> は置換を使う人, マルチカーソルで <li></li> を挿入する人と様々だった.

ただMarkdownのテーブルに直す操作では, それぞれの方法で | を挿入してから見た目を整えるときにorg-modeの機能の一部をMarkdownの編集に利用する, といったものが共通していてorg-modeを全然利用していない自分としては目から鱗だった.

他にもorg-modeの凄さを感じる瞬間が多く, 他人と共有するMarkdownやPDF, docxをorg-modeで書いてから変換させたり, 発表スライドをorg-modeで作ってきている方もいてorg-mode万能説を感じた.

他人がEmacsを使う様子を見ていると自分はまだまだEmacsを活用しきれていないなと思ったけど, 今後どんな風にEmacsを拡張していくかの参考になったので他人の使う様子を見れたのは良かった.

またこのような機会があれば是非参加したいし, 今度は自分のエディタを披露できるくらいになりたいと思った良いイベントだった.

当日の様子はこちらをどうぞ. twitter.com